インド規格(IS1293)のACコードに関するお問い合わせが急増しております。特に、インド当局が中華人民共和国(以下、中国)で生産されたインド規格のACコードに対して使用不可に近い対応を取っているとの情報が広がり、多くの企業が調達面で課題を抱えている状況です。中国製品が市場の大半を占める現状では、今後の対応策が重要な焦点となっています。
本記事では、弊社が提供可能な対応策と現状についてご説明いたします。以前、弊社ウェブサイトでもインド規格ACコードに関する情報を2回にわたりご紹介しましたが、今回は最新の状況を踏まえた追加情報をお届けいたします。
1. 台湾メーカーの中国製品
現在、中国で生産されている台湾メーカーのACコードについて、1社が提供可能です。このメーカーの認可証は2025年4月30日まで有効であり、認可更新手続きが進行中です。現時点では継続更新が見込まれておりますが、インド当局の方針変更により状況が変わる可能性もございます。
2. 台湾メーカーの東南アジア製品
東南アジアで生産された台湾メーカーの3ピン仕様ACコードについては、1社が対応可能です。この製品の認可証は2025年10月17日まで有効であり、こちらも継続更新が見込まれています。また、同メーカーによる2ピン仕様のACコードは2025年7月に認可が下りる見通しです。本年7月以降、2ピン仕様の対応が可能となる予定です。
3. 台湾メーカーの台湾製品
台湾国内で生産された台湾メーカーの3ピン仕様ACコードについては、2024年4月から5月以降に認可が下りる見込みです。ただし、現時点では認可状況の詳細が確定しておらず、追加情報が入り次第お知らせいたします。
4. 台湾メーカーまたはインド現地メーカーのインド製品
現在、インド国内で生産されるACコードの調達先確保に向けて交渉を進めております。インド製品の調達が実現すれば、インド当局の規制に最も適合した選択肢となる可能性があります。進展があり次第、速やかにご報告いたします。
今後の課題と見通し
一部の情報筋によると、インド当局が東南アジア生産品に対しても認可を渋る動きが出ているとの報告があります。これにより、調達先の選択肢がさらに限られる可能性が懸念されます。そのため、弊社では引き続き多方面から情報収集を行い、最適な調達ルートの確保に努めてまいります。
お問い合わせについて
本件に関するご質問や確認事項がございましたら、弊社ウェブサイトの問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。可能な範囲内で迅速に対応させていただきます。
引き続き、状況のアップデートを行い、皆様に有益な情報をお届けできるよう努めてまいります。